SFCで宇宙の未来を考える
文理の垣根を越えた知の協働により、未来志向の課題解決を目指すSFCの教育・研究は、時代の要請に応えるものです。SFC万学博覧会では、「宇宙の未来構想キャンパス」(Space Futures Campus)の実現に向けた一歩として、「月から火星へ」をテーマとする座談会と展示を行います。
特別座談会:月から火星へ
宇宙飛行士の野口聡一氏とJAXA宇宙科学研究所 臼井寛裕教授をお招きし、福島康仁 総合政策学部准教授、堺正太朗 環境情報学部専任講師とともに、「月から火星へ」をテーマに座談会を行います。宇宙キャスターの榎本麗美氏がモデレーターを務めます。
○開催日時
11月23日(日) 14:00〜15:00
○会場
Ω(オメガ)館 11
○登壇者
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野口聡一宇宙飛行士
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臼井寛裕JAXA宇宙科学研究所 教授
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福島康仁総合政策学部 准教授
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堺正太朗環境情報学部 専任講師 (有期)
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榎本麗美(モデレーター)宇宙キャスター
宇宙×SFC 特別企画展示
火星隕石「ナクラ隕石」の実物と、船外活動宇宙服(EMU)のレプリカ、有人与圧ローバーの模型を展示しています。
○会場
メディアセンター
○展示品
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宇宙服レプリカ宇宙服は宇宙飛行士が宇宙船から外に出て活動する際に着用する装置です。宇宙の厳しい環境から宇宙飛行士の体を守ってくれる小さな宇宙船です。 現在、国際宇宙ステーションでは船外活動用の宇宙服としてアメリカ製とロシア製の2種類が使われています。展示しているのはアメリカ製の宇宙服のレプリカで、外面の生地は本物を使って製作しています。
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火星由来隕石ナクラ(Nakhla)隕石は火星からやってきた隕石です。1911年にエジプト・アレクサンドリア市の東約50kmにあるナクラという町の近くに落下しました。隕石は上空で40ほどの破片に分かれて落下したといわれ、その総重量は約10kgです。 展示しているナクラ隕石は今から約13億年前に火星の火山活動によってできたと考えられており、火星を研究するための貴重な試料となっています。
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有人与圧ローバー(模型)有人与圧ローバーは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)がトヨタ自動車株式会社と共同で研究している、燃料電池車両技術を用いた月面探査車です。ローバーには2名の宇宙飛行士が乗り込み、1か月程度生活しながら月面を探査することを目指しています。日本は将来のアルテミス・ミッションに有人与圧ローバーを提供し、月面での運用を行う予定です。
○展示品協力
一般財団法人 日本宇宙フォーラム
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構